96位 バルド -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
映画ホビットより引用

谷間の国の領主ギリオンの子孫。きびしい顔付きと声音をしたエスガロスの弓の名手で、水松樹の大弓を使い、黒い矢を持つ。

 

警戒心が強い人間で、起こりうる災害のことをよく口にしていたため、楽観的な者からは疎んじられていたが、その人格の高潔さと勇気は知られていた。

 

はなれ山からスマウグがエスガロスに襲来した際、バルドは矢が尽きるまでスマウグと戦うよう命ずることを湖の町の統領に迫り、彼自身弓矢組を率いて最後まで抵抗を続けた。

 

そしてビルボ・バギンズの発見したスマウグの唯一の弱点である宝石の鎧の左胸に空いているほころびを黒い矢によって見事に射抜き、スマウグを仕留めた。

 

崩壊する町から生還したバルドはスマウグを仕留めた勲によってエスガロスの人々から支持を勝ち得、王に推挙される。そこでバルドは支持者を集めて父祖の地に戻り、遺されたスマウグの財宝を使って谷間の国を再建することを考えつく。

 

バルドは避難民の指揮をとって負傷者の看護や衣食住の確保といった難題に当たったが、スマウグ死亡の報を聞きつけてやってきたエルフ王スランドゥイルの救援によってエスガロスの復興のめどが立つと、スマウグの財宝を手に入れるために割ける限りの手勢を率いて、エルフ王の軍勢とともにはなれ山へと進軍した。

 

しかし龍の怒りによって死んだと思われていたトーリン・オーケンシールドと彼の仲間たちは健在であり、はなれ山に陣取るトーリンとの間で財宝をめぐる争いが起こる。

 

バルドははなれ山の表門を包囲して兵糧攻めにすることによりトーリンから譲歩を引き出そうとしたが、事の成り行きに嫌気が差したビルボ・バギンズはバルドのもとにアーケン石をもたらし、ビルボの助言に従ってこれを交渉材料に使う。

 

するとトーリンはますます態度を硬化させ、トーリンが呼び寄せたくろがね連山のダイン率いるドワーフ軍が到着したことで、一種即発の事態に発展する。

 

しかしこの時ゴブリンとワーグの連合軍が山に迫っていることが判明。これに立ち向かうためにバルド、エルフ王、ダインは休戦して共闘することを決め、五軍の合戦が始まった。

 

五軍の合戦では谷間の国の人間軍のリーダーとして活躍。映画では戦闘に立って押し寄せるオーク軍を切り倒していくなど強さを見せた。

 

人間とエルフとドワーフの連合軍はこの戦いに勝利を収め、種族間の禍根も取り除かれた。五軍の合戦の後ははなれ山の財宝の14分の1という莫大な富を用い、谷間の国を再建。

 

バルドはダインから返還されたギリオンのエメラルドをスランドゥイルに贈るとともに、ダインの下で再興された山の下の王国とも友好関係を結ぶ。また湖の町の統領にもエスガロスへの援助として多くの黄金を贈った。

 

谷間の国は、山の下の王国と共に再び繁栄を迎える。そして第三紀2977年、谷間の国の王位はバルドの息子バインに引き継がれた。

 

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