93位 セオデン -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
映画ロードオブザリングより引用

ローハン17代目の王で指輪戦争時のローハンの国王。若年の頃より戦を好む勇猛な武人かつ優れた騎手であった。

 

老境に差し掛かった頃より自らの相談役蛇の舌グリマの奸計を受けて衰退していたが、ガンダルフによって癒やされて奮起し、指輪戦争を戦ったことから、ローハンの伝承では「更生せる(the Renewed)」を意味するエドニューと呼ばれる。

 

グリマの呪縛から解き放たれた後はヘルム峡谷の戦いやペレンノール野の戦いで活躍。

 

ペレンノール野の戦いでの、曙光を告げる鶏の声と共に大角笛を吹き鳴らし、先陣を切って戦場に乗り込んでいったその姿は、かつての力の戦いにおけるヴァラールの偉大な狩人オロメを彷彿とさせるものであったという。

 

ハラドリムの主力の騎兵に対しても、セオデンは多勢に無勢ながら敵陣を打ち破って敵の指揮官を討ち取り、さらに敵の旗印を旗手もろとも一刀両断にして勝利を収めた。

 

だがこの勝利の瞬間に、到来した魔王が投げかける恐怖の影のためにロヒアリムは浮足立ち、セオデンは脇腹に黒い矢を受けて倒れた乗馬雪の鬣の下敷きとなって致死の重傷を負った。

 

今際のセオデンは、看取るメリアドクに別れを告げると、駆けつけたエオメルに王位を譲り、すぐそばにエオウィンが倒れていることを知らないまま彼女の心情を気遣い、身罷った。

 

指輪戦争の終結後、セオデンの棺はしばらくラス・ディネンに安置されていたが、戦後処理のため一時帰国していたエオメルと騎士たちが迎えに来て、葬列とともにローハンへ凱旋した(この時メリアドクは、小姓としてセオデンの武器を持ち、セオデンの棺を運ぶ馬車に同乗した)。

 

そしてセオデンの棺はエドラスの塚原に塚を築いて葬られ、グレオヴィネが作ったセオデンの歌が歌われた。

 

セオデンと共にローハンの第二家系は終わり、王位を継いだエオメル・エアディグと共に新たな時代が始まった。




 

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