85位 ボロミア2世 -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
映画ロードオブザリングより引用

指輪の仲間の一人。ゴンドールの執政デネソール二世の長子で、ファラミアの兄。

 

ゴンドールだけではなくローハンにまで名が届く勇猛な武将として知られた、剛勇の人物。その人となりはエアルヌアに似ていたと言われ、武芸を好み伴侶を持つことはなかった。

 

彼は自信と誇りに満ちあふれており、時にはそれが尊大に感じられることもあったが、本質的には礼儀正しく誠実な人物である。

 

父のデネソールや弟のファラミアとは違い、西方の血はほとんど発現していなかったが、ゴンドールの総大将として再興したモルドールの脅威を食い止めるべく奮戦した。

 

国民からの信望も厚く、彼はゴンドール第一の人物と目されており、そんなボロミアをデネソールは大いに寵愛した。

 

しかし3018年6月、モルドールより突如大軍が押し寄せてイシリアンとオスギリアスの駐屯部隊は撤退を余儀なくされる。

 

この時モルドール軍は魔王以下ナズグルが指揮を執っており、ボロミアとファラミアはただ一つ残っていた橋を落とすことで辛うじてアンドゥインの西岸を防衛することができた。

 

オスギリアスでの戦い以降、ファラミアは何度も謎のお告げが語られる夢を見るようになり、ボロミアも一度は同じ夢を見た。

 

二人はこの夢の言葉の意味をほとんど理解できなかったが、デネソールはお告げにある「イムラドリス」とは賢者エルロンドが住む北方の隠れ里の古称であることを教える。

 

するとお告げの謎を解くため、ファラミアがイムラドリスを捜す旅に出ようとしたが、その旅路が不確かで危険に満ちているとしてボロミアがこの旅を買って出た。デネソールはこれに反対したものの、ボロミアは自分の意思を押し通し、イムラドリスを求めてゴンドールを出発した。

 

イムラドリス(裂け谷)へ到達したボロミアは、その朝に開かれたエルロンドの会議に出席し、その会議上で、彼は夢のお告げで語られていた「イシルドゥアの禍」である一つの指輪、「折れたる剣」であるナルシル、そして「小さい人」であるホビットを実際に見ることになった。

 

ボロミアは指輪の仲間の一員に選ばれ、フロド・バギンズ達と旅を共にする。しかしパルスガレンにて我を忘れた彼は、フロドバギンズから力ずくで指輪を奪い取ろうとした。

 

その直後ボロミアは正気に戻りフロドに許しを請うが、すでにフロドは逃げ失せて彼の耳には届かなかった。

 

これを大いに悔いたボロミアは、仲間がオークに襲撃された時、身を挺してメリアドク・ブランディバックとペレグリン・トゥックを守るために孤軍奮闘した。

 

彼は大勢のウルクハイを倒したが最後には無数の矢を射かけられて彼自身も倒れた。

 

ボロミアは、自身のいまわの際を看取ったアラゴルンにホビットがさらわれたことを知らせ、また自分がフロドから指輪を奪おうとしたことを告白し、ゴンドールを救ってくれるよう言い残して息絶えた。

 

ボロミアの遺体はアラゴルン、レゴラス、ギムリの手により、ロスローリエンの小船に乗せられて、アンドゥインに流されて葬られた。

 

その船はエルフの魔法のなせる業か、ラウロスの大瀑布に巻き込まれても沈むことなくアンドゥインを下り続け、オスギリアスに近い浜辺を流れているところをファラミアに目撃された。

 

さらに船はアンドゥインを下り続け、ある星の夜に大海へ放たれていったと伝えられている。




 

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