78位 トーリン2世 -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
映画ホビットより引用

はなれ山(エレボール)の王であったスロールの息子であるスライン二世の息子。

 

ビルボと共に旅だった13人のドワーフのリーダーで、ホビットではビルボと並ぶ主人公格のキャラクター。

 

ドワーフ七氏族の最長老であるドゥリンの一族(長鬚族)の王。そのため非常に誇り高く、さらに頑固で時に高慢でもあった。

 

だが決して愚かだったわけではなく、いざとなれば勇敢であり、ドワーフらしく仇を忘れることが無いように、恩義を忘れたりないがしろにしたりすることも決してなかった。

 

第三紀2770年にスマウグが襲来した時、トーリンは冒険に出かけていて難を逃れ、山と谷間がスマウグに襲われるのを目撃。やがて祖父と父が山から脱出してくると彼らに合流し、共に褐色人の国で放浪の生活を送るようになった。

 

ナンドゥヒリオンの合戦では、ドワーフ軍がナンドゥヒリオンの林に追い込まれた時、トーリンは斧で切り落としたオークの木の枝を自らの割れた盾の代わりとした。

 

これがトーリンオーケンシールドという二つ名の由来となった。

 

戦いが終わると父スライン二世と共に放浪の生活に戻り、褐色人の国からエリアドールに移ると、2802年に青の山脈に仮住まいを持った。

 

2841年にスライン二世はエレボールを目指して旅立ったが、旅の途上で失踪したため、トーリンは長鬚族の王位を継承。青の山脈に館を築いて徐々に一族と富の数を増やしていった。

 

だがトーリンの心中からスマウグへの復讐の念が絶えることはなく、奪われた父祖の財宝を取り戻したいとの思いに心は燃え立っていた。

 

第三紀2941年3月15日、旅から帰る途中ブリー村に立ち寄ったトーリンは、そこで偶然ガンダルフに出会う。

 

エレボールを奪回したいトーリンと、スマウグを排除したいガンダルフの思惑が一致したことで、トーリンはガンダルフを青の山脈の自分の館に招いて遠征への助力を依頼した。

 

当初トーリンは、軍を起こしてスマウグに公然と戦いを挑むことばかりを考えていたが、ガンダルフは北方の情勢悪化の裏には死人占い師(サウロン)の悪意があることを見通しており、その妨害を避けるためにも隠密行動を選ぶべきであると提案し、それに役立つ忍びの者としてホビットのビルボ・バギンズを同行させるよう強く主張する。

 

トーリン・オーケンシールドをはじめとした13人のドワーフとビルボ・バギンズ、そしてガンダルフはエレボールへの遠征に出発した。

 

当初、ビルボに対しては尊大に接し、忍びの者として雇ったことを理由にことあるごとに厄介事を押し付けた。

 

だが彼を見捨てることは一度もなく、やがてビルボが真価を発揮して一行の危機を何度も救うようになると、厄介事を押しつける姿勢はそのままながら彼を非常に高く評価し、信頼を寄せるようになる。

 

しかしトーリンは父祖の財宝、わけてもその中にあるはずのアーケン石に固執しており、スマウグが弓の名手バルドに討たれると、財宝を巡ってトーリンの一党とバルドの一派との間で諍いが起きるようになる。

 

事態を打開しようとしたビルボが隠し持っていたアーケン石をバルド側に渡したことが判明すると、トーリンは激怒してビルボを追放。

 

トーリンはエレボールの廃墟に籠城し、くろがね連山のダイン率いるドワーフの援軍を呼び寄せ、一戦交えてでも石を含めた全ての財宝を我が物にしようとした。

 

しかしそこにゴブリンとワーグの軍勢が到来したことで、バルド・エルフ王とダインは急遽停戦して共同戦線を張り、五軍の合戦となる。

 

数で勝るゴブリン・ワーグ軍に、人間・エルフ・ドワーフ軍は劣勢となるが、ついにトーリンは財宝への執着を断ち切って籠城を止め、山の下の王として12人の仲間達と共に撃って出ることで戦いの流れを変えた。

 

映画ではからすが丘に陣取るアゾグを討ち取るべく、フィーリ、キーリ、ドワーリンとともに向かう。

 

罠にはまったフィーリとキーリが殺される中、トーリンもまた追い詰められるが、アゾグとの決戦を制し、長年の因縁に終止符を打つ。

 

しかし自身も致命傷を負ってしまい、介抱しようとするビルボに謝罪と感謝の言葉を述べて生涯を終えた。

 

トーリンはエレボールの奥深くに葬られ、その胸にはバルドによってアーケン石が抱かされた。五軍の合戦のトーリンはまさに王にふさわしい戦いぶりであった。

 

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