ハラドに棲息する巨大な獣。現代の象に似たような動物と考えられるが、象よりもずっと大きい。
ハラドリムはムマキルを調教し、背中に攻城櫓を乗せて、戦いに連れて行った。ミナス・ティリスの包囲戦には多数のムマキルが投入され、攻城櫓や機械装置などの牽引にも使われた。
ペレンノール野の戦いではロヒアリムの馬はムマキルを怖れて近づこうとせず、ローハン騎馬隊を大いに苦しめた。
また、黒根谷のドゥイリンとデルフィンはムマキルの目を射抜こうとして踏み潰された。このようにムマキルはゴンドールとローハンの軍勢を苦しめたが、最終的にはペレンノール野の合戦で全滅した。
レゴラス並の身体能力と弓の腕が無ければ、並の人間やエルフが一人で勝つのはほぼ無理だろう。
この動物の存在はホビット庄にも伝承・おとぎ話として伝わっており、ホビットはこれをじゅうと呼び、サムがじゅうについての歌を歌っている。
サムはイシリアンで現実にじゅうを目にして感動したが、南方から連れて来られたじゅうは全てペレンノール野の合戦で滅ぼされたと後に聞いてがっかりしている。
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