カーロックと闇の森の間にある土地に住む人物。
普段は黒い髪と鬚を生やした筋骨隆々の大男の姿をしているが、彼はいつでも自由に毛皮を取り替えることで、大熊の姿になることができた。
人の姿でいる時も十分に恐ろしいが、熊になるとその恐ろしさは比べ物にならない。一歩間違えば食い殺されかねないほど気が荒いので、トーリンとその仲間はガンダルフの助言により、とても注意深く彼に接触した。
荒々しい気質とは裏腹に、お菓子作りやパン作りの達人という一面も持ち合わせる。特に蜂蜜を使ったお菓子は絶品。
彼の邸では、たいへんに賢い小馬や犬などの動物達がまるで召使のように仕えて働いていた。ビヨルン自身も動物を愛して肉喰はせず、蜂蜜やクリームなどを食べて暮らしていた。
五軍の合戦では、三軍(人間、エルフ、ドワーフ)の援軍として熊の姿で現れて暴れ回り、彼一人で戦況を逆転せしめるほどの力を発揮。
瀕死の状態だったトーリン二世を戦場から運び出し、原作ではオーク軍の大将ボルグを倒した。
たった一人で戦況をひっくり返すほどの強さは特筆すべきものがあり、第三紀で最も強い人間はアラゴルンでもエオメルやボロミアでもなくビヨルンであろう。
また自由の民全体まで範囲を広げても第三紀で彼より強い者はガラドリエルやイスタリの魔法使い達くらいであろう。
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