54位 ベレグ・クーサリオン -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
Beleg - Tolkien Gatewayより引用

シンダール語で「強弓」の意であるクーサリオンと呼ばれる。ドリアスのエルフで、シンゴル王の国境警備隊の隊長。ベルスロンディングを使う弓の名手。

 

ダゴール・ブラゴルラハの後にオークがブレシルに侵入してきた際には、ドリアスの軍勢を率いてハレスの族の族長ハルミアを救援した他、カルハロス狩りにも参加している。

 

また、ドリアスの軍勢が参戦しなかったニアナイス・アルノイディアドの時にも、マブルングと共にフィンゴンの軍勢に加わって戦っている。

 

トゥーリン・トゥランバールの武芸の師であり親友にもなった。

 

しかしトゥーリンがサイロス殺害の嫌疑のために逃亡すると、トゥーリンを赦すというシンゴルの言葉を携え、トゥーリンを捜して旅に出る。

 

ベレグはトゥーリンを見つけたがトゥーリンは許しを拒んだ。ベレグは彼への愛情に負け、自身がトゥーリンの許に留まった。

 

こうしてベレグは、トゥーリンと共にガウアワイスの無法者達の首領となり、彼らの縄張りは「弓と兜の国」の意であるドル=クーアルソルと呼ばれた。

 

だがエルフを憎むミームの裏切りと手引きにより、アモン・ルーズの隠れ家バル=エン=ダンウェズはオークに襲撃される。

 

これによってガウアワイスは全滅してしまい、ベレグは負傷し、トゥーリンは捕らえられて連れ去られた。その時ベレグは、自分にとどめを差そうとしたミームを撃退し、ハドル家の復讐が必ずお前にやってくると予言した。

 

やがて負傷から回復したベレグは、連れ去られたトゥーリンの後を追う。その途中、モルゴスの鉱山から逃亡してきたグウィンドールを偶然発見して介抱する。

 

グウィンドールは、ベレグがこの地までやって来た事情を聞くと、トゥーリンを助けようとしたところで彼を待ちうける悲劇的な運命に巻き込まれるだけだと忠告した。

 

だがベレグはトゥーリンを見捨てようとはせず、グウィンドールが回復すると二人はトゥーリンの追跡を再開した。

 

やがてベレグはグウィンドールと共に、オークの夜営地から眠っているトゥーリンの救出に成功する。だが目覚めたトゥーリンは夜の闇のため、ベレグのことを敵と見誤り、彼を斬殺してしまった。

 

ベレグの遺体はトゥーリンとグウィンドールによって、タウア=ヌ=フインにベルスロンディングと共に葬られた。

 

ドリアスの王、シンゴルからも信頼される武勇の持ち主であるが、最後は親友でもあるトゥーリンに敵と間違えられ殺されてしまったという、モルゴスによって不幸な運命を背負わされたトゥーリンによる犠牲者の一人。

 

それでも最後までトゥーリンとの友情は壊れることはなかっただろうと思われる。

 

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