53位 キーアダン -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
映画ロードオブザリングより引用

名は「船大工」の意。テレリのエルフで、ファラスリムの長。

 

中つ国を去るエルフのために船を造り続けているが、彼自身は一度も此岸を離れたことはなく、最後の船がアマンに船出するまで、今なお留まり続けているとも言われる。

 

第一紀ではファラスの領主としてシンゴルに仕えた。ニアナイス・アルノイディアドでベレリアンドがモルゴスの手に落ちると、港の彼の許には多くの者が避難してくる。

 

キーアダンの水軍は沿岸で上陸作戦を行い、モルゴスの軍勢に抵抗したが、最後にはファラスも陥落した。

 

キーアダンはギル=ガラドと共に生き残った者たちを連れてバラール島に逃れ、わずかにシリオンの河口に足がかりを残すのみとなったが、最後までモルゴスに抵抗を続けた。

 

第二紀ではギル=ガラド、エルロンドと共に灰色港に住まった。サウロンがエリアドールを席巻すると、リンドンはヌーメノールの援軍によってかろうじて持ちこたえる。

 

その後サウロンによって暗黒時代がもたらされると、灰色港から多くのエルフが船でアマンへと去っていったがキーアダンはサウロンに抗い続けた。

 

最後の同盟の戦いにも参戦しイシルドゥアがサウロンの指から一つの指輪を奪う場面をエルロンドと共に目撃。

 

エルロンドとキーアダンは指輪をとったイシルドゥアに対し、それを滅びの山の火に投じるよう助言したが容れられなかった。戦いが終わると灰色港に戻り、以後その地に留まった。

 

第三紀ではエリアドールがアングマールの脅威にさらされると、しばしば北方王国を援助してアングマールの伸長を阻んだ。

 

またキーアダンはエルフの三つの指輪の一つ、火の指輪ナルヤの最初の守護者であった。

 

やがてイスタリがアマンから中つ国へ船でやってくると、、ガンダルフがイスタリの内もっとも気高い者と見抜き、彼にナルヤを譲り渡した。

 

そして賢者の一人として、サウロンに対抗するために結成された白の会議の一員ともなった。一つの指輪が発見されたことによって開催されたエルロンドの会議には、自らの代理としてガルドールを派遣している。

 

彼自身の戦闘描写はまったくない。しかし激動の時代を生き残り、第一紀から第三紀まで活躍を続けたキャラクターはガラドリエル、グロールフィンデル、キーアダンくらいであろう。

 

指輪戦争が終わり、三つの指輪の守護者と指輪所持者が中つ国を去る時も、キーアダンは灰色港で彼らを出迎え、アマンへ送り出したが、キーアダン自身がいつ中つ国を去ったのかは知られていない。

 

まさにいぶし銀という言葉がふさわしいキャラクターである。

 

ちなみにエルフの三つの指輪の一つ、火の指輪ナルヤの守護者として映画ロードオブザリングの冒頭にも少しだけ登場している。

 

 

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