47位 サルマン -ロードオブザリング強さランキング-

スポンサーリンク
ロードオブザリング
映画ロードオブザリングより引用

白のサルマンとして知られる魔法使い(イスタリ)の一人。

 

その正体はサウロンと戦う中つ国の民を援助するため、ヴァラールによって送り込まれたマイアであり、元々はアウレに仕えていた。

 

サルマンは、イスタリの中で最も早く中つ国にやってきた。

 

彼は多くの者からイスタリの長と見なされており、サウロンの脅威に対抗するために結成された白の会議の議長も務めた。

 

かつてサルマンは賢者達の中で最もゴンドールと親密であり、ミナス・ティリスに保管されている伝承や記録に精通していた。

 

2759年にはゴンドールの執政ベレンよりオルサンクの鍵を与えられ、アイゼンガルドを租借して居城とする。彼は、大侵略と長い冬で疲弊していた、フレアラフ王の統治するローハンの民を助けるなど、ゴンドール、ローハンの同盟者として働いた。

 

だがやがて力と知識を求めるあまり堕落し、自ら一つの指輪を手にすることによって、サウロンに取って代わり中つ国を支配することを目指すようになる。

 

映画ではサウロンに従っていたが、原作ではサウロンを出し抜いて指輪を自分の者とし、自分自身が支配者になるという野望があったらしい。

 

指輪戦争ではローハンを侵略し、自由の民を大いに苦しめた。しかし最終的にはエントとフオルンによってアイゼンガルドは陥落し、サルマンはそのままオルサンクに幽閉された。

 

指輪戦争が続く内はそのまま塔に閉じ込められていたが、サウロンが滅ぼされた後の8月、ついにサルマンは木の鬚を説き伏せてグリマとともにオルサンクを脱出する。

 

そのままゆくあてもなく褐色人の国を物乞いをして歩いていた両者は、旅を終えて帰路についていた指輪所持者らの一行と遭遇。そこで自分の破滅を招いたホビットへ復讐することを思いつく。

 

かねてから手先を浸透させていたホビット庄へ先回りしたサルマンは、ごろつきの頭目シャーキーとして庄の自然と村落をむちゃくちゃに荒廃させていった。

 

この行いは帰還したフロドら旅人たちの活躍によって阻まれ、手下のごろつきは水の辺村の合戦で一掃される。

 

すると姿を現したサルマンはフロド達をあざ笑い、さらに隠し持っていたナイフでフロドを刺し殺そうとした。しかしこの凶行もフロドが着込んでいたミスリルの胴着によって失敗する。

 

取り押さえられ、サムからは剣を向けられたが、フロドは憐れみから傷つけることを望まず、彼が救済されることを願って命を助け、ホビット庄から追放するのみに留める。

 

サルマンはこの情けに敬意と恨みの両方を抱き、穏やかに立ち去るかに見えた。だがグリマが庄に留まることを赦されたのを見ると、グリマがロソを殺害した事実を暴露。

 

グリマを足蹴にして自分に付き従うよう強要した。その結果、ついに激昂したグリマによって刺し殺された。

 

すると亡骸からは人の形をした霞のようなものが立ち上がってきて西方を仰ぎ見たが、そこから吹いてきた冷たい風に吹き払われて消失。そして亡骸は長い年月が一挙に訪れたかのように急速に萎びてしまった。

 

実力的にはガンダルフが白の魔法使いになるまでは最強の魔法使いであり、それは灰色時代のガンダルフをオルサンクの塔での一騎討ちで破ったことでも伺いしれる。

 

また映画ホビットでのドルグルドゥア攻撃ではナズグルを寄せ付けない強さを見せたので全盛期の力は当時の第三紀の中ではトップクラスだったと思われる。




 

 

コメント