名は「怒れる銀」の意。フェアノールの三男。
優れた狩人で、ヴァリノールではオロメの友であり、フアンの元の主人であった。
父と他の兄弟達と共にシルマリルを奪回するという誓言を立てて中つ国に上陸。
ダゴール＝ヌイン＝ギリアスではキーアダンを包囲していたモルゴスの軍勢を、エイセル・シリオンに近い丘陸から奇襲をかけ、セレヒの沼沢地に追い込んで撃滅した。
その後ベレリアンドでは弟のクルフィンと行動を共にしてアグロンとヒムラド地方を防衛し、力ある領主として知られる。だがダゴール・ブラゴルラハで敗北し、領土を失った。
ダゴール・ブラゴルラハで領土を失ったケレゴルムはクルフィンと共にナルゴスロンドへ避難。
フェアノールの誓言に駆られ、クルフィンと共にベレンを襲撃するも失敗。この時かつて自分に仕えていたフアンにも見放された。
最後は集結した兄弟たちを煽動してドリアス襲撃を起こしたが、メネグロスの戦いでディオルに討ち取られて戦死。
フェアノールの息子達は物語の中でどんどん転落していくが、それでもオロメの友であり、フアンの元主人というだけでケレゴルムの強さは疑いようがないであろう。
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