37位 トゥアゴン -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
Turgon - Tolkien Gatewayより引用

ゴンドリンのエルフ王で剛勇フィンゴルフィンの次男。ガンダルフが帯びることになったグラムドリングは、元々はトゥアゴンの剣とされる。

 

二つの木の時代にエルダマールで生まれたが、フィンウェ殺害とシルマリル強奪に対するモルゴスへの復讐のためのノルドールの中つ国帰還へ参加し、父フィンゴルフィン、兄フィンゴンと共に中つ国へ渡る。この旅の途中、ヘルカラクセで妻のエレンウェを失った。

 

シリオンの川辺で見た夢の中でウルモの啓示を受けて、隠れ王国を建設することを望むようになり、その翌年にはウルモの導きによって環状山脈の内側にあるトゥムラデンの谷間を発見した。

 

彼はこの地にティリオンに倣った都市を建設する構想を練り、ダゴール・アグラレブの後に、ゴンドリンを52年の歳月をかけて築き上げた。

 

ゴンドリンは中つ国にノルドールが築いた都の中で最も長い間モルゴスの目を逃れ栄え、最も美しい都となった。

 

ダゴール・ブラゴルラハの際にもゴンドリンに被害が及ぶことは無く、ニアナイス・アルノイディアドの際にはトゥアゴンは兄フィンゴンの救援のためにゴンドリンの軍勢を率いて出陣し、戦場でフーリンとフオルに再会した。

 

この合戦は大敗北に終わったが、ゴンドリンの軍勢はフーリンとフオルの率いるハドルの族が殿後を守ったおかげで退却できた。

 

この際フオルはトゥアゴンに、今しばらくゴンドリンが倒れずにあれば、自分とトゥアゴンとからエルフと人間にとっての望みが生じるであろうと予言した。

 

ニアナイス・アルノイディアドで兄フィンゴンが討ち死にしたことで、トゥアゴンは中つ国におけるノルドールの上級王になるが、それ以後トゥアゴンとその国民は決して環状山脈より外へは出る事はなく、またいかなるものであれその進入を許さなかった。

 

だがモルゴスに捕らえられていたフーリンが釈放され、ゴンドリンの近くまでやってくると、トゥアゴンはフーリンがモルゴスの間者になったのではないかと恐れ、フーリン救出を躊躇する。

 

そのためゴンドリンを発見できなかったフーリンは、エホリアスでトゥアゴンを呼んで叫んだ。これがモルゴスの間者に聞かれ、ゴンドリンのおおよその位置がモルゴスの知るところとなる。

 

さらに、採掘の仕事のため、密かに都の外に出ていたマイグリンが、ゴンドリンを捜索していたモルゴス配下のオークに捕らえられる。

 

アングバンドに連れて行かれたマイグリンは、モルゴスの脅迫、トゥオル及びエアレンディルへの憎しみ、裏切りの報酬としてイドリルが与えられることを約束されたことから、ゴンドリンの位置をモルゴスに教えてしまう。

 

その結果第一紀510年、ゴンドリンは龍、オーク、バルログらの軍勢に襲われて陥落した。トゥアゴン自身も戦ったが、最後は自らの塔での戦いで討ち死にした。

 

だがトゥオルとイドリル、エアレンディルたちは無事ゴンドリンを脱出し、シリオンの港へと落ち延びた。

 

ゴンドリン攻城戦での活躍はフィンゴルフィンの息子にふさわしい強さとその最後だったと言えよう。

 

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