34位 フーリン・サリオン -ロードオブザリング強さランキング-

スポンサーリンク
ロードオブザリング
Húrin - Tolkien Gatewayより引用

ハドルの族の族長ガルドールと、ハレスの族の族長の娘ハレスとの間の息子でトゥーリン・トゥランバールの父。

 

第一紀の人間(エダイン)の英雄の一人。ドル=ローミンの領主で、ハドル家の事実上最後の当主であった。

 

フーリンは父やその父祖たちにくらべ、あるいは息子にくらべても背はそれほど高くはなかったが、疲れを知らず、耐久力があり、母方即ちハラディンのハレスの血を享けて、身のこなしがしなやかで敏捷であった。

 

「不動なる」を意味するフーリン・サリオンと呼ばれ、モルゴスですら覆し得ないほどの強固な意志の持ち主だった。だがそのためにモルゴスの呪いを受け、彼の一族に非業と破滅がもたらされることになった。

 

ニアナイス・アルノイディアドではフオルと共にドル=ローミンの軍勢を率いて参戦した。

 

その大乱戦のさなかにフーリンはトゥアゴンと再会したが、ウルドールら東夷の裏切りによって部隊は崩れ、フーリンの部隊は撤退するトゥアゴンの部隊の最後衛を守った。

 

彼らはセレヒの沢地にまで退き、フオルも他の者も全て討ち死にした中で、フーリンはただ独り斧を振るってゴスモグの護衛のトロルたちと戦い続けた。

 

実に70体ものトロルを打倒したが、遂にフーリンは、自らが切り落としたトロルの腕に埋もれて身動きが取れなくなったことで捕らえられ、ゴスモグに引きずられてアングバンドに連行された。

 

フーリンはモルゴスの前に引き出されて尋問されたが、モルゴスを歯牙にもかけず嘲った。するとモルゴスはフーリンやフーリンの家族を呪った。

 

その結果、息子のトゥーリンは行く先々で関わる者達を不幸な運命に巻き込み、フーリン自身もモルゴスにゴンドリンの場所を教えることになってゴンドリンを滅ぼすきっかけを作ってしまう。

 

さらにナウグラミーアをシンゴルにもたらすことによってドリアス滅亡のきっかけを作ることになってしまった。

 

最後にフーリンは目的も望みも全て失って、西海に身を投じたという。

 

呪いの運命からは逃れられなかったが、それでもトロルを70体打ち倒したという武勇は凄まじい。アラゴルンが1体でもあれほど苦戦したトロルを70体・・・。

 

まさに伝説的な強さの人物と言えるだろう。

 

コメント