30位 エル・シンゴル -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
Thingol - Tolkien Gatewayより引用

銀灰色の髪を持ち、すべてのイルーヴァタールの子ら(エルフと人間)の中で最も背が高かった。

 

星々の時代から太陽の第一紀まで存在した隠れ王国ドリアスの王であり、またベレリアンドにおける全てのテレリ族の上級王でもあるとされていた。彼の率いる民がシンダールである。

 

彼は大海の東に住むウーマンヤールの王であったが、彼自身はアマンで二つの木の光を目にしたことのある光のエルフであり、その威厳はまるでマイアールの一人と見えるほどであったという。

 

彼はエルフたちをアマンに招くために、ヴァラールによってそれぞれの部族の代表として選ばれた三人の使節の一人だった。

 

エルウェは、イングウェ、フィンウェと共にオロメに連れられてアマンに到り、その地の素晴らしさと二つの木の光を目撃する。

 

しかしエルウェは、しばしば友のフィンウェに会うために民から離れることがあり、ある時その帰りにナン・エルモスの森でメリアンと出会った。

 

後にドリアスと呼ばれる王国を築き、大海の東に留まる全てのテレリ族の王と見なされるようになった。

 

彼の民は後にシンダール(灰色エルフ)と呼ばれ、シンゴルの威光とメリアンの智慧に照らされてウーマンヤールの中で最も技と叡智に優れたエルフとなった。

 

かれらは星々の時代の中つ国にあって平和を謳歌し、シンゴルの王権は海岸沿いのファラスリムから青の山脈にほど近いオッシリアンドにいたるまであまねく及んだ。そのため彼はべレリアンドの王を自称した。

 

しかしシルマリルを巡るノルドール族の戦いには極力不干渉の立場を取り、マイズロスの連合にも参加しなかった。

 

ドリアスは魔法帯の守りによって戦禍を免れ、度重なる合戦においてもドリアスから兵が出されることはほとんど、あるいは全くなかった。

 

しかしベレンと彼の娘であるルーシエンが取り戻したシルマリルを巡る争いでドワーフに殺されてしまう。

 

偉大な上級王であり、マイアに見えるほどの強さを持つ光のエルフであったが、あっけない最後を迎えてしまった。

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