フィンゴルフィンの長男でトゥアゴン、アレゼルの兄。エレイニオン・ギル=ガラドの父。
アングバンドから初出撃したグラウルングを騎馬の弓兵を率いて撃退したことでも名を挙げた。
ダゴール・ブラゴルラハでフィンゴルフィンが死ぬと、フィンゴンはヒスルムの統治を継いで、中つ国のノルドールの上級王となる。
生涯マイズロスとは親友であり、彼が提唱したマイズロスの連合に参加する。
ニアナイス・アルノイディアドではフィンゴンの軍はモルゴス軍を西から攻撃するが、逆にモルゴス軍に包囲され、バルログの長ゴスモグによってフィンゴンの部隊はトゥアゴンやフーリンたちと引き離され孤立してしまった。
ついにはフィンゴンの近衛の兵は全て倒れ、フィンゴンはただ一人でゴスモグと闘ったが、もう一匹のバルログに背後を取られて炎の鞭を巻きつけられ、ゴスモグに黒い鉞で兜ごと頭を割られて討ち死にした。
バルログの長ゴスモグと戦ったり、竜の祖グラウルングを撃退したりとその強さは剛勇の誉れ高きフィンゴンと呼ぶにふさわしい。
別のバルログに背後を取られていなければ、ゴスモグを倒していたのはエクセリオンではなくフィンゴンだったかもしれない。
|
コメント