12位 アリエン -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
Arien - Tolkien Gatewayより引用

太陽を運ぶマイエの火の精。

 

この世界の太陽は二つの木がモルゴスとウンゴリアントに害された後、金の木ラウレリンが最後に生じさせた黄金の果実から作られた。

 

ヤヴァンナがその果実を摘み取り、マンウェが聖め、アウレとその一族が作った入れ物に収められた船をアリエンが運んでいる。

 

二つの木のうち、ラウレリンの方がテルペリオンより若かったのと同様、太陽は月よりも若いとされ、月の後に空に昇った。太陽が最初に昇った時、ヒルドーリエンで人間が目覚めたため、人間は太陽の子とも呼ばれる。

 

アリエンはラウレリンの熱にも耐えることが出来たため、ヴァラールにより太陽の担い手に選ばれた。それ以前はラウレリンの露を集めて、ヴァーナの庭の花々の手入れを行っていた。

 

彼女は非常に力が強く、その目はエルダールでも仰ぎ見るのが耐え得ないほど輝いていた。太陽を担うにあたっては、人の姿を捨て、彼女自身が裸身の炎のごときものとなった。

 

第一紀以後弱体化したモルゴスは、もはやアリエンと彼女が担う太陽の光に耐えられず、居所と配下達を暗闇で覆い隠すことを余儀なくされた。太陽はモルゴスと彼の奴隷たちが最も恐れ忌み嫌う光であり、冥王は陽光を遮る為に黒雲や噴煙を用いた。

 

モルゴスは月を運ぶティリオンへの攻撃を一度試みたことがあるが、弱体化したモルゴスにとってアリエンに対しては為す術がなかった。

 

だが同時に太陽の光はウンゴリアントの毒によって損なわれた二本の木から生じた不完全な光でもあり、それに照らされる中つ国にあってはいかなるものも生者必滅のならいを免れえず、速やかに過ぎ去る時の中にあって、上古より続く多くのものは衰え失われていくことにもなった。

 

強い紫外線で我々がダメージを受けるのもウンゴリアントの毒が混じっているからなのかもしれない。

 

ティリオンをひきつけていることと、ティリオンには攻撃できたモルゴスもアリエンには手の出しようがなかったことから、ティリオンよりも格上のマイアだと評価できる。

 

おそらくマイアの中でもトップクラスの強さであろう。

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