13位 ティリオン -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング
Tilion | Dark elf names, Dark elf, Tolkien artより引用

月を運ぶマイア。銀を愛するため、テルペリオンの最後の花である月を世話する仕事に志願した。それ以前はオロメに率いられた銀の弓を持つ狩人であった。

 

この世界の月は二つの木がモルゴスとウンゴリアントに害された後、銀の木テルペリオンが最後に生じさせた銀の花をヤヴァンナが摘み取り、マンウェが聖め、アウレとその一族が作った入れ物に収められたものである。

 

その月を引いているのがこのティリオンである。二つの木のうち、テルペリオンの方がラウレリンより年長であったのと同様、月は太陽よりも年長であるとされ、先に準備が整えられて空に昇った。

 

しかしティリオンは気まぐれな性格で、定められた速度も航路も守らず、わが身が太陽の熱に焦がされ月が煤けようとも、太陽を担うアリエンの方に引き寄せられる傾向があった。

 

太陽に比べて月の運行が不安定で、表面に黒ずんだ部分があり、時として日食が起こるのはこのためである。

 

月の出現は中つ国にあるエルダールにとっては大きな喜びとなり、ヤヴァンナが眠らせていた中つ国の生き物たちも眠りから覚めた。だがモルゴスとその配下にとっては大きな恐怖となる驚異だった。
 

そのため月はモルゴスの送り出した翼のある影の精たちによって攻撃を受けたことがあった。だがこれはティリオンにより撃退された。

 

月を直接攻撃しようとするモルゴスも凄いが、その影の精と呼ばれるものの攻撃を退けていまだに月を運び続けているティリオンも凄い。ロマンある上古の壮大なエピソードと言えよう。

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