3019年1月8日 指輪の仲間一行が柊郷(エレギオン跡地)を通過。クリバインの偵察を受けた。
3019年1月11日 指輪の仲間一行がカラズラスに到着。山脈を東に抜けようとするが、吹雪に阻まれ、引き返せざるを得なくなる。
3019年1月13日 カラズラスから引き返した指輪の仲間9人が再び柊郷を通過中にワーグの群れに襲撃される。
そのためモリアを通過して東へ抜けることを決定。モリアの壁まで辿りつく。
池から現れた触手に襲われるも、一行はモリアの中へと逃げ込み、暗闇の中へと進んでいく。
ゴクリは指輪の仲間一行を発見。跡をつけはじめる。
3019年1月14日 指輪の仲間一行はマザルブルの間を発見し、そこに残されていたマザルブルの書からバーリンたちの運命を知る。
3019年1月15日 指輪の仲間一行がオークの襲撃を受ける。ガンダルフは追跡を阻むため、マザルブルの間の扉を呪文で閉ざそうとしたが、そこで深層から現れたバルログと初めて対峙した。
扉を開けようとするバルログと、それを開けまいとするガンダルフの魔力が拮抗したため、負荷に耐え切れなくなった扉は木っ端微塵となり、その余波でマザルブルの間も崩落してしまった。
しかしバルログは埋もれてはおらず、ドゥリンの橋で再びガンダルフの前に現われる。一進一退の攻防の末、ガンダルフは橋を落としてバルログを落下させるが、バルログは鞭を振るってガンダルフの膝を絡めとり、両者は道連れになって奈落に落ちた。
残った指輪の仲間は東門から外へと脱出した。
3019年1月17日 指輪の仲間一行はロスロリアンの森の境に到着し、ボロミアは不安がるものの、ニムロデルの川を渡る。
そこで一行はハルディアというエルフに案内され、ロスロリアンの首都、カラス・ガラゾンに到着し、ケレボルンおよびガラドリエルと面会する。
一行は直接口にされていないのに、ガラドリエルに見つめられたとき、己の望みが叶うのならどうするかという問いかけを与えられたかのような気がした。
一行はロスロリアンでしばらく休養を取ることになった。
3019年1月23日 ガンダルフはバルログと奈落に落ちた後も戦い続け、ついに奈落の底にある深い水に達した。
地の底でバルログの火は消えたが、代わりにスライム状に変化。「いやはての石の土台」の上で両者は死闘を続けたが、とうとうバルログは逃走に転じ、地上への道を探すガンダルフがそれを追跡した。
両者はモリアの最下層に戻り、そこから無限階段を上ってドゥリンの塔の窓からケレブディルの山頂に飛び出した。
白昼のケレブディルの山頂においてガンダルフとバルログの最後の闘いが行われ、この闘いの激しさのためにドゥリンの塔は毀たれた。
3019年1月25日 バルログは再び火焔を吐き出して反撃に転じたが、長い戦いの末、ガンダルフはバルログを山腹に投げ落として勝利する。
しかしガンダルフ自身も負った傷のために山頂で倒れた。
3019年2月15日 フロドとサムが散歩しているとガラドリエルに出会い、彼女に招かれてガラドリエルの鏡を見る。
サムはホビット庄の光景を見たいと願って鏡を覗き込むと、そこには荒れゆくホビット庄の光景が映し出された。
一方フロドは何も願わずに鏡を覗き込んだところ、さまざまな光景が鏡に浮かぶ。そしてサウロンが自分と一つの指輪を捜しているが、まだ見つけてはいないことを知った。
さらにガラドリエルが、三つの指輪のうちネンヤを所持していること、一つの指輪を手にしたいという望みを持っていることを知った。
そこでフロドはガラドリエルに一つの指輪を差し出そうとするが、ガラドリエルはその誘惑を振り払う。
ボロミアは、無意識に一つの指輪を用いることを望むようになり、ガラドリエルにその望みを指摘された後は、次第に一つの指輪の魔力に誘惑されて苦しむようになる。
また、一度は倒れたガンダルフだが、使命を成し遂げるべく送り返される。
黄泉路をくぐり抜けた彼は身内に宿る焔と遠方を見通す視力を与えられ、白衣を身に纏う白のガンダルフとして蘇生した。
3019年2月16日 指輪の仲間一行はロスロリアンを出発することにする。
南下するにあたり、このまま大河アンドゥイン東岸のモルドールへの道を行くべきか、一時アンドゥイン西岸のミナス・ティリスに寄るべきか迷っていたアラゴルンだが、ケレボルンより船を貰って、さしあたりアンドゥインをそのまま南下することができるようになった。
また一行は、アラゴルンは緑の石とアンドゥリルの鞘を、フロドは玻璃瓶を、また全員にエルフのマントをといったように、ガラドリエルから贈り物を受け取り、小船で出発する。
ギムリはガラドリエルの美しさに魅せられ、を一筋乞うたが、これは聞き届けられ、ガラドリエルは三筋の髪を彼に与えた。
3019年2月17日 ガンダルフはガラドリエルに遣わされたグワイヒアによって山頂から救出されてロスローリエンに運ばれた。
ロスローリエンでガンダルフは治療され、白の衣に装われた。この時ガラドリエルは、アラゴルン、レゴラス、ギムリへの助言をガンダルフに言付けている。
3019年2月23日 指輪の仲間一行はアンドゥインを下っていた折、大河の東岸からモルドールのオークの射撃を受けた。
そのうえ恐るべき獣も飛来したが、レゴラスがこれを射落としたために難を逃れた。
その間にフロドらは、ゴクリが自分たちの後をつけているのに気がつく。
3019年2月25日 指輪の仲間一行はアルゴナスを通過し、ラウロスの大瀑布の手前、ネン・ヒソイルまでやって来た。
ここでパルス・ガレンに野営する。一行は、西へ向かうか、東へ向かうかの最終判断を迫られることになった。
3019年2月25日 ローハンとサルマンの間でアイゼン浅瀬の最初の合戦が行われる。
サルマンは半オークと褐色人からなる軍勢を送り出して、浅瀬の通行権を奪おうとした。
西ローハンの軍団長であるセオドレドはこれを察知し、西谷のグリムボルドと共に浅瀬を防衛したものの、セオドレドは重傷を負う。
セオドレドはエドラスへと後送されることを拒み、エオメルが救援に来てくれるまで自分が浅瀬を守れるようこのまま残すことを頼んで、そのまま息絶えた。
グリムボルドは駆けつけたエドラスのエルフヘルムと共に浅瀬に踏みとどまり、サルマンの進撃を阻止した。
セオドレドから西ローハンの指揮権を引き継いだ西谷の領主エルケンブランドはエドラスに援軍を要請したが、グリマの裏切りのために十分な支援を得られなかった。
3019年2月26日 指輪の仲間一行は、東のモルドールへの道を行くべきか、西のミナス・ティリスに向かうべきか、それぞれ別れて別の道を進むべきかの決断を迫られる。
アラゴルンはその決断をフロドに委ね、フロドはひとりで考えるため皆の元を離れて歩き出した。
フロドはたとえどんなに危険が大きくとも指輪は一路モルドールを目指すべきであることが判っていたが、それを決心する勇気を出せないでいた。
だがその後をボロミアが追ってきた。彼はミナス・ティリスへ向かうべきだとフロドを説得し、さらに一つの指輪はモルドールを倒す武器になると、エルロンドの会議で棄却されたはずの意見を持ち出してきた。
その上血迷ったボロミアは、力尽くでフロドから指輪を奪おうと襲いかかる。だがその瞬間フロドは指輪を指にはめて透明になると、ボロミアから逃れた。
指輪の誘惑の魔力が仲間にまで及んでいることを悟ったフロドは、皆を危険から遠ざけるためにも、ひとりでモルドールへと向かう決心をする。
ボロミアは正気に戻りフロドに許しを請うが、すでにフロドは逃げ失せて彼の声は耳に届いていなかった。
残されたアラゴルンたち仲間が話し合っていると、ボロミアが戻ってきた。彼はフロドを説得しようとしたが、姿を消したという。
慌てた皆は、フロドを探しに飛び出した。だがサムは、フロドがひとりでモルドールへ向かう決心をしたことを見抜いた。
そして東へ向かうには、小船と荷物が必要になるはずだと考えて引き返す。そしてまさに、船で東へ行こうとしているフロドを発見。
こうしてサムただひとりが、モルドールへ向かうフロドについて行くことになった。
その後仲間がオークの襲撃された時、自らの行動を大いに悔いたボロミアは、身を挺してメリアドク・ブランディバックとペレグリン・トゥックを守るために孤軍奮闘した。
彼はゴンドールの角笛を吹き鳴らしたものの援軍が駆けつけることはなく、大勢のオークを倒したが最後には無数の矢を射かけられて彼自身も倒れた。
アラゴルンはアモン・ヘンの視る椅子から周囲を眺めて状況を把握しようとしていると、岸辺の方からオークの声と、ボロミアの角笛の音が聞こえてきた。
急いでアラゴルンは駆け下りるが、そこには多数のオークの死体、そして重傷を負ったボロミアを発見する。
ボロミアは、自分がフロドから指輪を奪おうとしたことを告白し、ホビットをオークが連れて行ったことを伝えて死んだ。
そこに、オークと戦ってきたレゴラスとギムリが合流し、まずボロミアの遺体を船に乗せてアンドゥインに流し葬った。
それからアラゴルンは残された痕跡を調べ、フロドとサムがモルドールへ向かったこと、ピピンとメリーがオークに囚われて連れ去られたということを推察する。
指輪所持者の運命は自らを去ったと考えたアラゴルンは、ピピンとメリーを救出するためオークを追うことにし、レゴラスとギムリを連れて追跡行を始める。
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