死者の軍勢の話

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ロードオブザリング
映画ロードオブザリングより引用

映画では死者の道を通ったアラゴルンに招集され、ペレンノール野の戦いでとんでもない強さを見せて勝利を決定付けた死者の軍勢。

彼らはそもそもどんな存在なのでしょうか。

 

生前の彼らは、白の山脈付近に住む山々の人間と呼ばれる未開の民族でした。

第二紀の暗黒時代に彼らはサウロンを崇拝していたましたが、サウロンがヌーメノールへ捕虜として連れ去られ、さらにその後イシルドゥアによってゴンドールが建国されると、山々の王はイシルドゥアに忠誠を誓います。

 

その後モルドールに戻ったサウロンと戦うため、イシルドゥアが山々の人間を召集すると、彼らはかつて崇拝していたサウロンと戦うことを拒否。

これにイシルドゥアは怒り、彼らの王に向かい、

『西方が汝の黒き主人より強きことの判明せし時は、われこの呪いを汝と汝の民とにかけん。汝らの誓言の果たされんまで、永遠とわの眠りにつくことなからんと。そのゆえは、この戦いの年月数えがたく続きて、終局以前に今一度呼び出さるべきためぞ。』

と呪いをかけます。

 

彼らはイシルドゥアの怒りの前に逃げ出しますが、一方でサウロンに味方することもせず、山中に隠れ住んで忘れられた民となりました。

しかし彼らは死を得ることができず、亡霊となってこの世に留まることを強いられ続けました。

 

指輪戦争ではアラゴルンが死者の道に入と、死者たちは誓言を果たすため自らエレヒの丘の周りに集結し、丘でアラゴルンがアルウェンの旗印を掲げ見せてイシルドゥアの世継であることを示すと、死者たちは彼の意向に従います。

そして誓言を果たした死者たちは、その場でアラゴルンによって呪いから解放され、この世を去ることができました。

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