裂け谷の話

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ロードオブザリング
lotr.fandom.com/wiki/Rivendellより引用

中つ国におけるエルフの拠点の一つであり、エルロンドが住まう裂け谷。

シンダール語では「裂け目ある深き谷間(deep valley of the cleft)」の意のイムラドリスと呼ばれます。

 

裂け谷は力の指輪を巡るサウロンとエルフの最初の戦いによってエレギオンが荒廃したとき、ノルドール残党の避難所として、第二紀1697年にエルロンドによって築かれました。

最後の同盟の戦いでは、エレンディル率いるアルノールの軍勢と、ギル=ガラド率いるエリアドールの軍勢は、一度裂け谷に集結してからモルドールへと進軍しました。

第三紀に入っても裂け谷は、中つ国におけるエルフの拠点として、アングマールと戦う北方王国のドゥーネダインに力を貸します。

北方王国の滅亡後は野伏の族長たるイシルドゥアの世継ぎは、裂け谷で養育されるようになり、裂け谷には、北方王国の宝器であるバラヒアの指輪、アンヌーミナスの王笏、折れたナルシル、エレンディルミアが預けられていました。

 

ホビットの冒険でのビルボ・バギンズや指輪戦争でのフロド・バギンズらは旅の途中で裂け谷に立ち寄り、この地で休息を取りました。

その際、ドル・グルドゥアの死人占い師などについて検討する白の会議や一つの指輪の処遇を話し合うエルロンドの会議が開かれています。

またビルボは袋小路屋敷をフロドに譲ってホビット庄を去ると、エルロンドの客人として裂け谷で生活するようになりました。

 

第四紀に入り、エルロンドが中つ国を去った後も、エルロンドの息子達、エルラダン、エルロヒアらは裂け谷に残りました。

またエルロンドと共にガラドリエルが中つ国を去ってから数年後には、ケレボルンもロスローリエンから裂け谷へと移り、彼らと共に住まうようになりました。

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