ロードオブザリング戦いの幕開け 勢力と拠点解説 アルノール編

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ロードオブザリング
ロードオブザリング戦いの幕開けより引用

アプリゲーム、ロードオブザリング戦いの幕開けはユーザーが各勢力に分かれて勢力争いをするゲームです。

マップには原作でも特徴的な建物が再現されていますので、各勢力と建物を解説したいと思います。

この知識を理解した上でゲームをやれば、より楽しめるのではないかと思います。

なおゲームの解説ではなく原作の地理の解説です。

ゲームでは勢力争いによってある地域が別の勢力に入ったりと移り変わりがありますし、原作ではどこの地域にも属さない地域でも、ゲームではある勢力に割り振られていることもあります。

そのあたりを割り切って頂いた上で一連の記事を読んで頂くことを推奨致します。

 

今回は自由の民勢力の一つ、アルノールを紹介します。

アルノールはシンダール語で「王の国」を意味し、ヌーメノールの没落を逃れたエレンディルが建国しました。

南方王国のゴンドールに対して、アルノールは北方王国と呼ばれました。

元来はイシルドゥアとアナーリオンの父エレンディルの国であるため、アルノール王はゴンドール王に対し上級王の位置にあるとされていました。

しかし、ゴンドールが国力を増大させる一方、アルノールはアルセダイン、カルドラン、ルダウアの三国に分裂して次第に衰退していきます。

そしてアングマールの攻撃によって三国は次々と滅ぼされ、最後に残っていたアルセダインの滅亡によって北方王国は消滅しました。

王の血筋は野伏の族長達に受け継がれていき、野伏の16代目の族長としてアラゴルン2世が生まれるのです。

 

ゲームではアルセダイン、カルドラン、ルダウア、ホビット庄、北連丘、エテンムーア、トロルの山、ミンヒリアス、エリン・ヴォルンが主にアルノールに属する地域です。

アルセダイン、カルドラン、ルダウアの三国は原作に近い位置で領土として実装されており、ホビット庄もアルノールの領地に含まれています。

ロードオブザリング戦いの幕開けより引用

アルノールやホビット庄については以前、別の記事にしておりますので、よろしければこちらもごらんください。

アルノールの歴史について

ホビット庄の話

アルセダイン、カルドラン、ルダウアの三国が接する国境にあるのが風見が丘です。

ロードオブザリング戦いの幕開けより引用

ここはかつて巨大な物見の塔が建てられ、パランティーアの一つが置かれていました。

しかし第三紀1409年のアングマールの攻撃で風見が丘は包囲され、塔は焼かれて破壊されます。

塔のパランティーアは戦火を逃れてフォルンオストに移されましたが、1975年に最後の王アルヴェドゥイと共にフォロヘル湾に没しました。

参考:パランティアの話

指輪物語ではアラゴルン2世とホビット4人が野営していた時にナズグル5人に襲撃された場所が、この風見が丘です。

 

ルダウアの北には北連丘と呼ばれる丘陵地帯があり、アルノールの都フォルンオストがありました。ただゲームではフォルンオストはアルセダイン地域にあります(北連丘もアルセダインの領地なので間違ってはいません)

北連丘は度々、アングマールとの戦闘地域となりました。

第三紀1974年には魔王が率いるアングマール軍の攻撃によってフォルンオストが陥落。一時は魔王の占領下に入ります。

その後、翌1975年にはアングマール軍に対抗するため、ゴンドール軍とエルフ軍がこの地を支配していたアングマール軍を攻撃。

フォルンオストの合戦が起こり、アングマール軍はゴンドール軍とエルフの攻撃によって撃滅されました。

しかしフォルンオストは再建されることなく廃墟になり、以後この地は死者の丘と呼ばれるようになる無人の地となりました。

なお名目上アルセダイン王の臣下であったホビット庄のホビットが主張するところによると、この戦いに彼らは弓の名手たちを王への加勢として送ったそうですが、このことは人間の歴史には記されていません。

 

ルダウアの東にはトロルの山という地域があります。ここは原作ではルダウアの領地に含まれます。

ホビットの冒険でビルボ・バギンズと13人のドワーフは、この森で3匹のトロルに遭遇しました。

指輪物語ではアラゴルン二世と4人のホビットがこの森で石になった3匹のトロルを発見し、その足元で昼食を取りました。

ゲームでも石トロルという名前で拠点の一つとなっています。

ロードオブザリング戦いの幕開けより引用

トロルの山の北、北連丘の東はゲームではエントムーアという地域になっていますが、これは誤植ですね。

正しくはエテンムーア、エテン高地と呼ばれる地域で、この地域の拠点である砦は正しくエテンムーアの砦と記載されています。

ここにはエテンの谷というトロルの国があるそうですが、原作でも詳細は記されていません。

 

アルノールの首都はアンヌミナス。ネヌイアル湖の畔にある都市でした。この湖はホビット庄の東の境となっているブランディワイン川の水源となっています。

ちなみにホビット庄からこの川の対岸へ渡った場所へ住み着いたのがブランディバック一族で、メリー(メリアドク・ブランディバック)はこの一族の生まれです。

北方王国の弱体化と分裂に伴い、首都機能はフォルンオストへ移転していき、アンヌーミナスは廃墟となりますが、ゲームではアンヌミナスがアルノールの首都として実装されています。

ロードオブザリング戦いの幕開けより引用

アルセダインの南にある地域がミンヒリアスで、ここがアルノールの南の端となる土地でした。

この地は第二紀初期までは森林地帯でしたが、ヌーメノールの王タル=アルダリオンの事業による大規模伐採によって荒廃していきます。

森に住む土着の民はヌーメノール人と対立しましたが、そのせいでより一層ヌーメノール人が森の伐採が進めると土着の民は西のエリン・ヴォルンへと逃げ込みました。

第三紀861年のアルノールの分裂後はカルドランの国土となりますが、第三紀1936年の悪疫の大流行で大勢の民が死に、それ以来この土地は荒れ地と化しました。

さらに凶年の冬の翌年の2912年には大洪水に見舞われ、完全に荒廃。

指輪戦争の時代にはほとんど無人の草原であり、わずかな狩人たちが人目を避けて森に住んでいたという地域でした。

 

 

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