第一紀

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ロードオブザリング

第一紀 トゥーリン・トゥランバールの最期 -ロードオブザリング全史-

496年 トゥーリンはドル=ローミンまで休むことなく歩き続けた。今やドル=ローミンは東夷の支配下にあり、彼は用心深く、頭巾を深くかぶり歩いた。そして目指すフーリンの館についに辿り着いた。だがモルウェンは既に去り、今や東夷のブロッダがその屋敷を略奪した後で、そこは廃屋となって人っ子一人いなかった。ブロッダの屋敷はフーリンの屋敷の直ぐ側に立っており、かれはそこへ赴き一夜の宿を借りた。
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第一紀 ナルゴスロンドの陥落 -ロードオブザリング全史-

490年 グウィンドールは自失した状態のトゥーリンを導くと、その場を離れ、彼を守って案内を務めた。二人は長い道の果て、エイセル・イヴリンの泉に到着した。ここでグウィンドールはトゥーリンにこの水を飲むことを勧めた。何故ならばイヴリンの泉にはウルモの力が宿っていたからである。その水を飲んだトゥーリンは正気を取り戻すと同時に、涙をはらはらと流した。ここで彼は亡きベレグに捧げる歌を作って歌った。
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第一紀 トゥーリンのガウアワイス時代 -ロードオブザリング全史-

485年 トゥーリンとベレグがいなくなったことでドリアス周辺のオークの活動が活発化し、アナハの山道からは新手のオークが来る。485年 トゥーリンは無法者の非道な行為を見て見ぬふりをする時、憐憫の情や羞恥心から怒りの感情が頭をもたげた。そんな折、散歩に出ていたトゥーリンはたまたま森の民の若い娘を襲おうとしていた首領フォルウェグを斬り捨ててしまう。そこを無法者の一員アンドローグに見られてしまうが、彼の命は助けた。
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第一紀 トゥーリンのドリアス時代 -ロードオブザリング全史-

472年 モルゴスは逃したトゥアゴンを滅ぼしたいと願う。トゥアゴンはフィンゴルフィン王家の者であり、フィンゴン亡き今は、彼が全ノルドールの上級王になったからである。そこでモルゴスはニアナイス・アルノイディアドで捉えたフーリンを前に連れてこさせた。彼がトゥアゴンと親しいことを間者を通じて知っていたからである。最初モルゴスはその凝視によって彼を威圧しようと試みたが、彼はこれに屈せず、むしろ反抗してみせた。
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第一紀 マイズロス連合とニアナイス・アルノイディアド -ロードオブザリング全史-

468年 マイズロス連合の結成。ベレンとルーシエンの功業に勇気づけられたマイズロスはモルゴスが必ずしも難攻不落ではないことを知って希望を取り直す。そこでマイズロスの連合と呼ばれる提唱を行い、モルゴスに敵対するすべての勢力を糾合してアングバンド攻略の連合軍を形成しようとした。フェアノールの息子たちと上級王フィンゴンを筆頭に、エルダール諸侯に仕えるエダインおよび東夷の諸族、青の山脈のドワーフがこれに参加した。
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第一紀 シルマリルの奪還 -ロードオブザリング全史-

466年 ベレンはルーシエンを探索行に同道させるわけにはいかないと考え、一人アンファウグリスまでやってきて別離の歌を歌う。しかしフアンは再びルーシエンを背に乗せて彼に追いつく。この時フアンは二度目となる言葉を発し、もはやベレンとルーシエンの運命は一つであり、二人で共に難題に向かうべきであるとベレンに助言。
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第一紀 ダゴール・アグラレブまで -ロードオブザリング全史-

第一紀は天空に太陽が昇った時から始まり、怒りの戦いによって終わる。太陽の第一紀とも呼ばれる。約600年間。宝玉戦争の舞台となった時代。月と太陽の光はメルコールとウンゴリアントによって毒された後の二本の木から生じたものであるため、その光は不完全なものであり、これ以降中つ国は速やかに過ぎ行く時の流れに晒され、上古から存在した多くのものが衰え消え去っていくことになった。
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