第一紀の英雄、フェアノールの四男。黒髪のカランシアと呼ばれる。
フェアノールの息子たちの中でもっとも苛酷で、気が荒く怒りっぽい性格。
ヘレヴォルン湖の畔に住居を構え、サルゲリオンの地を防衛していた。
カランシアと彼の民はドワーフを蔑んでいたが、感情より実利を優先して彼らと同盟を結び交易を行った。
サルゲリオンに住み着いた人間であるハラディンの族にはほとんど気をかけなかったが、彼らがオークに襲われた時は軍勢を率いて援軍に現れ、ハレスら生存者を救出した。
ダゴール・ブラゴルラハでサルゲリオンが攻略されると、カランシアは彼の民の残党と、アムロドとアムラスの民を一つにまとめて、ラムダル山を越えて南に撤退した。
さらに後のニアナイス・アルノイディアドの敗北の後は、他の兄弟たちと共にエレド・リンドンの山麓に逃れて緑のエルフと交わり、森の国の暮らしを行うようになった。
その後、兄弟たちと共にドリアス襲撃に参加して、その最中に死んだ。
フェアノールの息子達の強さは具体的な推定が難しいが、ベレンより下であることはわかるため、アザガール以上、ベレン以下と推定してランキングに加えている。
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