18位 グラウルング -ロードオブザリング強さランキング-

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ロードオブザリング

龍の始祖と言われる。モルゴスによって生み出され、第一紀にエルフや人間に対して猛威を振るった。翼は持たず空は飛ばないが、口からは炎を吐き、邪言と邪眼による強力な呪縛の力を持っていた。

 

外見は長大かつとぐろを巻くほどしなやかであり、全身が硬い黄金色の鱗に被われているが、下腹は柔らかい粘着質な蛇腹であり、宿命的な弱点となっていた。

 

アングバンドの包囲の第一紀260年に突如アングバンドより現れてアルド=ガレンを襲い、エルフ達を仰天させた。

 

だがその時グラウルングはまだ成長しきっておらず、体をよろう鱗が完全ではなかったため、フィンゴンの率いる騎馬の弓兵によって矢を射掛けられ、傷ついたグラウルングはアングバンドに逃げ戻った。

 

その後完全に成長しきったグラウルングは、ダゴール・ブラゴルラハで再び現れ、モルゴスの放った火焔流の先頭を切って出撃し、その後にバルログ達やオークの大軍が続いた。

 

グラウルングはオークの軍勢と共にロスランからマグロールの山間を突破し、小ゲリオンと大ゲリオンに挟まれたマグロールの領地を破壊しつくした。

 

ニアナイス・アルノイディアドでは、マイズロスとフィンゴンの軍勢の間に突入して多大な被害を与えたが、ベレグオストのドワーフに取り囲まれて戦斧で攻撃された上、ベレグオストの王アザガールの今際の短剣を弱点である腹に受け、傷付いて逃げ帰った。

 

ナルゴスロンドへの攻撃で再び現れる。オークの軍勢とともに進軍してきたグラウルングはエイセル・イヴリンを汚し、タラス・ディアネンを焼き、トゥムハラドの合戦でナルゴスロンドのエルフ達を敗走させた。

 

ナルゴスロンドの寇掠ではフィンドゥイラスを救出するために駆けつけたトゥーリンを邪眼の力で金縛りにし、呪縛をかけた。

 

その後グラウルングはオーク達を追い払うと、ナログ川に架かる橋を落とし、財宝を最低の値打ちの品物に至るまで全て集め、ナルゴスロンドの一番奥の広間に積み上げて寝床とし、そこに棲みついた。

 

ナルゴスロンド滅亡の報せを聞き、トゥーリンを捜しに来たモルウェンとニエノールと、彼女らを護衛してきたマブルングらドリアスの一行がナルゴスロンドにやって来ると、グラウルングはそれを察知してナログ川に身を横たえて毒の水蒸気を発生させ、ドリアスの護衛達を追い払う。

 

さらに蒸気から逃れたニエノールをアモン・エシアの山頂で待ち受けると、再び邪眼を用いて彼女に心の闇と忘却の呪いを掛けた。このためニエノールは完全に記憶を失い、ついには互いにそれと知らず実兄であるトゥーリンの妻となってしまう。

 

3年後、ブレシル襲撃に送り出されたオーク達が、その地に腰を落ち着けていたトゥーリンに撃退されたのを知ったグラウルングは、さらに悪意の謀を巡らせる。

 

ナルゴスロンドから出てきたグラウルングはテイグリン川の西岸近くに横たわり、ブレシルの民に非常な恐怖を与えた。だがカベド=エン=アラスを越えようとした時、その崖下に潜んでいたトゥーリンにグアサングで腹を刺され致命傷を負う。

 

グラウルングの傷口から吹き出た毒の血はトゥーリンの手を焼き、邪眼はトゥーリンを気絶させた。

 

その直後、身重のニーニエルがトゥーリンを捜しにやって来ると、グラウルングは最後の悪意をもって彼女がフーリンの娘ニエノールであり、夫であるトゥーリンは彼女の実兄であることを告げて死んだ。

 

グラウルングが死んだことで忘却の呪いが解け、記憶が甦ったニエノールは絶望に囚われ、カベド=エン=アラスの崖からテイグリン川の流れに身を投げた。その後にマブルングから事の真相を知ったトゥーリンもグアサングの刃に身を投げて自害した。

 

グラウルングの死骸はマブルングらドリアスのエルフとブレシルのハレスの族によって灰になるまで焼かれ、骨は塵になるまで砕かれた。

 

竜の祖とはいえ戦闘面での強さでは後のアンカラゴンら空を飛び炎を吐く火竜に比べれば劣るかもしれない。

 

しかしグラウルングの恐ろしいところは呪術の類の呪いの言葉を使いこなせること、そしてその能力を活用する頭脳を持ち合わせていたことである。

 

長年エルフや人間を苦しめ続け、死の間際まで悪意を持ってトゥーリン・トゥランバールを自害に至らしめるなど強さもさることながら恐ろしさが際立つ竜であった。

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