ロードオブザリング力の指輪 シーズン1、エピソード6解説

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ロードオブザリング

ロードオブザリング力の指輪、シーズン1、エピソード6の解説です。

ついにアダル率いるオーク軍と南方国との戦争が始まりました。

戦いの前にアロンディルがブロンウィンに渡していたアルフィリンの種はシンベルミネのことです。

エドラスにある歴代のローハン王の塚山に咲いている花で、映画二つの塔にも出てきています。

 

アロンディルの「ヴァラールの1人は育ちゆく命を見守ると信仰されている」というセリフが出てきますが、このヴァラールは大地の女王ヤヴァンナ・ケメンターリのことだと思われます。

ヤヴァンナはアルダの大地に育つありとあらゆる動植物(イルーヴァタールの子らを除く)の作り手です。

二つの灯火の時代はヤヴァンナによって動植物が目覚めたことでアルダの春と呼ばれていましたが、二つの灯火がメルコールによって破壊されたためアルダの春も終わります。

ヴァラールがアマンへ撤退すると、灯火に代わるものとしてヤヴァンナは緑の築山エゼルロハールの上で歌い、二つの木が生まれ、成長していきました。

こうして二つの木の時代が始まりました。

また彼女の作った動植物が悪しき者に虐げられることを懸念し、木々の守り手としてエントを生み出しました。

そしてアイウェンディル(後のラダガスト)もかつてはヤヴァンナに仕えるマイアでした。

 

ドラマでは南方国は窮地に追い込まれますが、ヌーメノールの援軍が間に合いました。

アダロは捕らえられ、そこで彼の出自が語られます。

オークはメルコール(モルゴス)が自らの奴隷とするために、捕らえたエルフを拷問し堕落させて作った存在と言われており、そのことが説明されています。

なおモリヨンドルという単語はドラマオリジナルのものだと思われます。

 

オークを撃退することができましたが、セオの持つ鍵(モルグルの刃?)は敵に奪われてしまいました。

鍵を差し込んだら水脈が流れ出し、滅びの山まで流れ込み、滅びの山が噴火しました。

以前南方国は地理的に後のモルドールになるという解説をしました。あの山はまさに滅びの山(オロドルイン)です。

原作で記録に残っている滅びの山の噴火は第二紀3319年と第三紀2954年。

いずれもサウロンの勃興を示すきっかけとなっています。

ドラマでも時期は異なりますが、滅びの山の噴火というのは明らかにサウロン復活を示している描写でしょう。

今回の南方国とアダロ率いるオーク軍との戦いは前哨戦。

いずれ中つ国の人間、エルフ、ドワーフにヌーメノールの軍を加えた自由の民とサウロンとの中つ国全土での戦いが描かれるのではないでしょうか。

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