ヴァンヤールの上級王にして、全てのエルフの上級王。
元々はエルフたちをアマンに招くためにそれぞれの部族の代表として選ばれた三人の使節の一人であり、フィンウェ、エルウェと共にオロメに連れられてアマンに至り、その地の素晴らしさと二つの木の光を目撃する。
クイヴィエーネンに戻った彼らは、ヴァラールの招致に応じて西方への移住を行うよう仲間達を説得し、イングウェは大いなる旅で第一陣のヴァンヤール族を率いた。
アマンの地でイングウェはヴァンヤールおよび全エルフの上級王となった。
ヴァンヤール族は当初ノルドール族と共にティリオンの都に住まい、そこにはイングウェの塔であるミンドン・エルダリエーヴァがあったが、後にヴァラールへの敬愛からヴァリノールの山野へと移り住み、イングウェ自身はタニクウェティルに坐すマンウェの膝下に住まったという。
彼自身の戦い描写はまったくないが、この世界ではヴァラールの恩寵を受けている時間が長いほど強い法則がある。
となるとノルドール族最強クラスのフィンゴルフィンやフェアノールよりもヴァンヤール族の王であるイングウェの方が強い可能性がある。
怒りの戦いにもおそらく参戦しただろうと思われる。そしてアマンのノルドール族と共に中つ国のノルドール族では勝てなかったモルゴス軍を打ち倒した。
以上のことから状況証拠的にイングウェが全エルフの中で最強と判断したい。
正直アマンでヴァラールの恩寵の元で苦労もなく生き続けていたヴァンヤール族のイングウェより艱難辛苦に直面しながら、数多くの武勇を残したノルドール族のフィンゴルフィンやフェアノールの方が強いと思いたいところではあるが・・・w。
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