映画のラストでフロド・バギンズは仲間たちと別れて中つ国を去りました。
映画しか観ていない人にとってはなぜフロドが中つ国を去ることになったのかいまいちわかりづらかったと思います。
実は原作でも理由について明確に文章化されているわけではなく言語化は非常に難しいのですが、状況からしておそらくこのような理由だろうという有力な説について解説したいと思います。
フロドが中つ国を去ることを語る上で、まず去った後どこに向かったのかを知らなければいけません。
フロドが向かった先はアマンと呼ばれる場所。
至福の国とも呼ばれ、世界を創造したヴァラールやマイアールやエルフが住む国です。
アマンは中つ国のエルフにとっても精神的な故国であり、いつの日か中つ国を去ってエルフが行くべき場所とされています。
映画でもアマンへ向かうエルフの旅が描かれていましたね。
フロドは指輪所持者として使命を全うしますが、任務終了後ホビット庄に戻った後も一つの指輪を失った喪失感に苦しめられていました。
またモルグルの刃を受けた10月6日とシェロブの毒を受けた3月13日になる毎に病んで臥せるようになりました。
このように中つ国で生きることが難しくなったため、フロドは同じく指輪所持者だったビルボと共に至福の国アマンへ去ったのだと言われています。
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