MTG 指輪物語:中つ国の伝承 全カード解説5(0077-0095)

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ロードオブザリング

トレーディングカードゲームの元祖であるマジックザギャザリング(以下MTG)で指輪物語とのコラボシリーズである「指輪物語:中つ国の伝承」が発売されます。

そこで今回公式HPで公開されているイメージギャラリーから各カードが原作や映画のどの場面をモチーフにしているかの解説記事を書こうと思います。

カード画像は全て以下URLの日本語版公式ページから引用させていただきます。

『指輪物語:中つ国の伝承™』カードイメージギャラリー

 

No0077 悲惨な破滅

パレス・ガレンでメリー、ピピンを守ろうとして矢に射られて力尽きたボロミアが描かれています。

映画1作目、旅の仲間の終盤のシーンです。

 

No0078 黒の息

ナズグルがもたらす病気のような呪魔のことで、ナズグルと間近で接触した者や、その影の下に長く留まりすぎた者がこれに侵されます。

侵された者は意識を失って暗い夢の中に徐々に落ち込んでいき、ついには音も立てず冷たくなって死んでしまうといいます。

 

No0079 指輪の誘い

滅びの山の亀裂までたどり着いたフロドが指輪を捨てる局面で最後に指輪に魅せられて我が物にしようとしたシーンです。

映画3作目、王の帰還のクライマックスのシーンです。

 

No0080 キリス・ウンゴルの巡回兵

キリス・ウンゴルはシェロブの棲処であるトレヒ・ウンゴルの洞窟がある峠道で、そこにある塔はかつてはゴンドールがモルドールを監視し、イシリエンを防衛するために築いた砦の一つでした。

しかしナズグルに占領され、サウロンの帰還後は主にモルドールの奴隷が国外に逃亡するのを阻止するために使われました。

シェロブの毒で麻痺させられたフロドは、この塔の守備隊長シャグラトとミナス・モルグルから来たゴルバグらオークの一団に発見され、塔に運び込まれて装身具を奪われました。

映画3作目、王の帰還で描かれています。

 

No0081 いとしいものを取り返す

スメアゴルが友人のデアゴルを殺して指輪を手に入れるシーンです。

映画3作目、王の帰還の冒頭に描かれています。

 

No0082 褐色国のクレバイン

ファンゴルンの森や褐色国に生息する黒鴉で、サウロンやサルマンに操られて一つの指輪の動静を探るスパイとしてエレギオンなどを偵察しました。

映画1作目、旅の仲間で描かれています。

 

No0083 東方人の先陣

東方人は東夷とも呼ばれ、具体的にはリューンの湖と灰色山脈より東の地域に住む人間のことを指します。

指輪戦争では多くはサウロンに味方しました。詳しくは以下の記事にて

リューンの話

 

No0084 忍耐強く企む者、ゴラム

ゴラムは指輪を取り戻すため、旅の仲間が裂け谷を出てからずっとフロドたちを尾行していました。

モリアでその姿を目撃されており、その時のシーンを描いていると思われます。

映画1作目、旅の仲間のモリアのシーンです。

 

No0085 ゴラムの噛みつき

滅びの山の亀裂で指輪を我が物にしようとしたフロド。指輪を嵌めて姿を消したフロドに対して指輪を嵌めた指を噛み切ろうとした時のシーンです。

映画3作目、王の帰還でのクライマックスとなるシーンです。

 

No0086 ミナス・モルグルのゴルバグ

ミナス・モルグルに所属するオークの隊長です。

シャグラトの部隊と共にキリス・ウンゴルを警戒中、シェロブに刺されたフロドを発見し、キリス・ウンゴルの塔に運び入れます。

その後、命令を無視して分捕り品(特にミスリルの胴着)を着服しようとしたためにシャグラトと仲間割れを起こし、これが両者の部隊間の殺し合いに発展。

ゴルバグはシャグラトに殺されました。映画3作目、王の帰還にて描かれています。

 

No0087 モルグルの副官、ゴスモグ

モルグルの副官と呼ばれる者で、ペレンノール野の合戦において、モルドール側の総大将である魔王が滅ぼされた後、彼に代わってオスギリアスに待機させていた東夷やハラドリムからなる後続部隊を戦場に投入しました。

映画ではペレンノール野の合戦でモルドール軍の陣頭指揮を執るオークとして登場。

DVDのエクステンデッドエディションではエオウィンと戦い、魔王と戦って負傷したエオウィンに止めを刺そうとしていたところを、アラゴルンとギムリに殺されました。

 

No0088 蛇の舌、グリーマ

セオデン王の相談役でしたがサルマンに買収されて裏切り者となり、アイゼンガルドの利益となるようにローハンを誘導していました。

グリーマはセオデンに毒の言葉を注ぎ込んで彼の気力を萎えさせて健康を害し、エドラスの実権を握りましたが、ガンダルフによって正体を暴かれて追放されました。

映画2作目、二つの塔で描かれています。

 

No0089 城門破り、グロンド

ペレンノール野の合戦において、モルドール軍がミナス・ティリス攻城に使用した竜の形をした破城槌です。

ミナス・ティリスの大門を突破するために投入され、グロンドの威力におそらく魔王の呪文の力が加わったことで最後には破砕され、サウロン軍はミナス・ティリスの内部に侵攻しました。

映画3作目、王の帰還にて描かれています。

 

No0090 死者の沼地の亡者

エミュン・ムイルの南と東に広がる湿地帯。

第三紀には最後の同盟の戦いで死んだ人間、エルフ、オークの墓地を飲み込んでいき、第三紀1944年にもエアルニル二世によってこの沼地に追い込まれた馬車族の多数がここで戦死しました。

その結果、この地は亡霊と人魂がさまよう場所となりました。

後にモルドールへ向かうフロドとサムは、ゴラムの案内でこの沼地を通り抜けました。

 

No0091 イシルドゥアの宿命の一撃

最後の同盟の戦いにてイシルドゥアは父エレンディルの折られた剣、ナルシルを手に取り、サウロンの指から指輪を切り落としました。

映画1作目、旅の仲間の冒頭で描かれるシーンです。

 

No0092 バルログの鞭打ち

モリアでバルログと対峙したガンダルフは、バルログを奈落の底へ落とすも、バルログの鞭に足を絡め取られ、一緒に落ちていきました。

映画1作目、旅の仲間にて描かれています。

 

No0093 ロベリア・サックビル=バギンズ

ビルボ・バギンズの従兄弟であるオソ・サックビル=バギンズの妻。

『ホビットの冒険』でビルボがはなれ山への旅に出て1年も消息不明になっていたため、ビルボは死んだものとして、夫のオソと共に袋小路屋敷を相続で手に入れようと目論みました。

しかしビルボが帰郷したことで失敗、それ以来ビルボ及びその後継者のフロドと確執がありました。

 

No0094 黒門からの出撃

滅びの山を目指すフロドから目をそらす陽動作戦として黒門に攻め込んだゴンドールやローハンの軍勢からなる西軍。

それに対してサウロンは黒門を開いて、モルドールの軍勢をはじめハラドリムや東夷などの属国からなる大軍を解き放ち、西軍を完全包囲しました。

映画3作目、王の帰還にて描かれています。

 

No0095 闇の森のコウモリ

ホビットの冒険の五軍の合戦の際にオークとワーグの連合軍の上空を大群のコウモリが飛行していました。

古くはモルゴスやサウロンの配下で、蝙蝠の姿をした悪霊達のことを吸血蝙蝠と呼んでおり、悪に使える代表的な生物として描かれています。

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