トレーディングカードゲームの元祖であるマジックザギャザリング(以下MTG)で指輪物語とのコラボシリーズである「指輪物語：中つ国の伝承」が発売されます。
そこで今回公式HPで公開されているイメージギャラリーから各カードが原作や映画のどの場面をモチーフにしているかの解説記事を書こうと思います。
カード画像は全て以下URLの日本語版公式ページから引用させていただきます。
No0061 失われた島の呼び声
第二紀に大海に沈んだヌーメノールのことでしょう。ここから逃れたエレンディルやイシルドゥアが中つ国に建国したのがアルノールやゴンドールです。
ヌーメノールの歴史に関しては以下の記事にて
No0062 救いの疾翼、メネルドール
一族の中で最も速く飛べる若鷲で、グワイヒアとランドローヴァルの兄弟と共に、噴火する滅びの山の麓に取り残されていたフロドとサムを救出しに向かいました。
No0063 ニムロデルの監視者
ニムロデルはかつてのロスロリアンの王、アムロスの恋人。
ニムロデルは中つ国を去る旅の途中に行方不明となってしまいますが、彼女が住んでいた土地の川は、彼女の名にちなんでニムロデルと名付けられます。
ニムロデル川はロスローリエンの西の境の一部になっており、川を渡って侵入する者を防ぐために射手が監視しています。
No0064 ペラルギルの生き残り
ペラルギルはゴンドールの港湾都市。
指輪戦争では、50隻の大型船と数えきれないほど多くの小型船からなるモルドールの同盟軍（ウンバールの海賊）に攻撃されましたが、かれらは死者の軍勢のもたらした恐怖によって一掃され、艦隊はアラゴルン二世率いる灰色の一行に鹵獲されました。
No0065 敵の徴用
アラゴルンは鍛え直されたアンドゥリルをパランティアを通じてサウロンに見せつけるシーンです。
DVDのエクステンデットエディション版の王の帰還にて描かれているシーンです。
No0066 イシリアンのレンジャー
イシリアンの野伏がモルドールの援軍に参ずるハラドを奇襲するシーンです。
映画２作目、二つの塔でフロドとサムがそれを目撃します。
No0067 白のサルマン
悪に寝返ったサルマンがパランティアを通じてサウロンと交信しているシーンだと思われます。
サルマンについての詳しい記事はこちら。
No0068 サルマンの策略
サルマンが裏切ってガンダルフを捕らえるシーンだと思われます。
No0069 イシルドゥアの自筆の記録
指輪を手にしたイシルドゥアの手記だと思われます。
映画１作目、旅の仲間の序盤でガンダルフが読んでいた記録だと思われます。
No0070 スメアゴルをなだめる
ヘンヌスアンヌーンで魚を捕らえていたゴラムにフロドが声をかけるシーンです。
映画２作目、二つの塔にて描かれています。
No0071 厳しい説教
モリアでピピンがうっかり井戸から様々な物を落としてしまった時のシーンです。
映画１作目、旅の仲間で描かれています。
No0072 サルマンの嵐
気候をも操るサルマンはカラズラス峠を越えようとする旅の仲間を悪天候で妨害しました。
結果的に峠越えを諦め、一行はモリアへ向かうこととなります。
映画１作目、旅の仲間で描かれています。
No0073 オークの包囲
パレス・ガレンにて旅の仲間達はオークに襲撃され、ボロミアは死に、メリーとピピンはオークに捕らえられます。
映画１作目、旅の仲間で描かれています。
No0074 アイゼンガルドの裏切り
悪に寝返ったサルマンはローハンを攻撃するために軍を立ち上げます。
映画２作目、二つの塔で描かれています。
No0075 水中の監視者
モリアの壁の前にある湖に潜んでいた怪物。
モリアに入ろうとしたフロドに襲いかかって水中に引きずり込もうとしました。
映画１作目、旅の仲間で描かれています。
No0076 柳風
古森の枝垂川のそばに生えている、邪悪な意志を持った柳の老木、通称柳じじい。
フロドら一行が古森を通り抜けようとした際、柳じじいはフロド達を迷わせて自分のところまでおびき寄せ、眠気を誘う歌を注ぎかけて、彼らの息の根を止めようとしました。
フロドは川の水を飲もうとしたところを押さえつけられて溺死させられそうになり、メリーとピピンは木の洞の割れ目に取り込まれて絞め殺されそうになります。
フロドは何とか意識を保っていたサムに助けられ、他の二人は最終的にその場を通りかかったトム・ボンバディルによって救出されました。
映画では丸々カットされており、原作にしか登場しないシーンです。
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