MTG 指輪物語:中つ国の伝承 全カード解説7(0115-0135)

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ロードオブザリング

トレーディングカードゲームの元祖であるマジックザギャザリング(以下MTG)で指輪物語とのコラボシリーズである「指輪物語:中つ国の伝承」が発売されます。

そこで今回公式HPで公開されているイメージギャラリーから各カードが原作や映画のどの場面をモチーフにしているかの解説記事を書こうと思います。

カード画像は全て以下URLの日本語版公式ページから引用させていただきます。

『指輪物語:中つ国の伝承™』カードイメージギャラリー

 

No0115 歴戦のゴブリン

フレーバーテキストから判断するに、モリアで旅の仲間を襲撃したオークだと思われます。

映画1作目、旅の仲間で出てくるシーンです。

 

No0116 マザルブルの書

モリア復興を試みたバーリン率いるドワーフの一党が自らの足跡を記録した書。

入植1年目(第三紀2989年)の記述にはじまり、最後は5年目(2994年)にしてマザルブルの間に一党が包囲されて、ワレラ出ズルコト能ハズ。イマハノ時来ル――太鼓ノ音、深キ所ヨリ太鼓ノ音――今ヤカレラ至レリという記述で終わります。

指輪の仲間がモリアを通過した時にマザルブルの間で発見され、ガンダルフによって一部が解読されましたが、モリアの暗闇と書の損傷の激しさのために、その場で全ての内容を精査することはできず、そのため後にもっとよく調べるようにとギムリに手渡されました。

 

No0117 旅の仲間の断絶

ボロミアがフロドから指輪を奪おうとする場面が描かれています。

映画1作目、旅の仲間に登場するシーンです。

 

No0118 火の中へ投げ捨てる

滅びの山の亀裂でフロドとゴラムは指輪を奪い合い、もつれて転落。

ゴラムと共に指輪は溶岩に落ちていき、指輪は破壊されました。

映画3作目、王の帰還にて描かれています。

 

No0119 力の顕示

風見が丘で旅の仲間を襲撃するナズグルを遠目から捉えたシーンだと思われます。

 

No0120 ローハンの軍団長、エオメル

No0121 騎士国のエオメル

セオデンの甥であり、エオウィンの兄。

指輪戦争ではロヒルリムを率いて角笛城の合戦やペレンノール野の合戦で戦い、ペレンノールで戦死した伯父セオデンからマークの王位を継承。

アラゴルン二世とは強い友情を育み、彼の決断に従って黒門の戦いにも参加しました。

映画でも活躍する主要登場人物の一人です。

 

No0122 エレボール山の炎鍛冶

はなれ山とも呼ばれ、かつてドワーフの山の下の王国があり、麓には人間の谷間の国があり共に繁栄していました。

しかし竜のスマウグが襲来し、滅ぼされます。映画ホビットにて描かれています。

 

No0123 ウェストフォルドの領主、エルケンブランド

ローハンウェストフォルドの領主にして、角笛城の城主。

アイゼンの浅瀬の合戦で、戦死したセオドレドに代わって西マークの指揮を引き継ぎました。

映画ではカットされており、原作にだけ登場する人物です。

 

No0124 カイル・アンドロスの陥落

ミナス・ティリスの北東、大河アンドゥインの流れの中にある島。

オスギリアスと同様にアンドゥインの渡河点であり、戦略上の要衝としてゴンドールの駐屯部隊が置かれていました。

しかし第三紀3019年3月10日に、カイル・アンドロスは黒門から出撃したオークと東夷の大軍によって奪われました。

映画ではカットされており、原作だけに登場するシーンです。

 

No0125 危ない! 火事だ! 敵だ!

背後に描かれているのはホビット庄でしょう。

フロドがカラス・ガラゾンにて任務に失敗した時に見たホビット庄が襲撃される幻が描かれていると思われます。

 

No0126 灼熱の銘

「一つの指輪は、すべてを統べ、一つの指輪は、すべてを見つけ、一つの指輪は、すべてを捕えて、くらやみのなかにつなぎとめる。」という指輪に刻まれた暗黒語の文字です。

 

No0127 オルサンクの火

サルマン率いるアイゼンガルドの軍勢がローハンを攻める際、堅固な城壁で守られている角笛城の城壁を破壊するために使われた爆薬のようなものです。

映画2作目、二つの塔で描かれているシーンです。

 

No0128 オークの急襲

これもモリアで旅の仲間を襲撃したオークだと思われます。

映画1作目、旅の仲間にて描かれています。

 

No0129 打破数を競う者、ギムリ

旅の仲間の一人、ドワーフのギムリ。

角笛城の戦いにてレゴラスと打破数を競っていたシーンが描かれています。

映画2作目、二つの塔で出てくるシーンです。

 

No0130 ギムリの斧

ギムリは斧使いとして戦闘では両刃の斧と二本の投げ斧を持って戦います。

 

No0131 ギムリの怒り

モリアのマザルブルの間でバーリンの亡骸を発見した後にオークに襲撃され、そこで戦うギムリが描かれています。

映画1作目、旅の仲間に出てくるシーンです。

 

No0132 ドワーフの特使、グローイン

ギムリの父で『ホビットの冒険』にてビルボと共にエレボール(はなれ山)へ遠征した13人のドワーフの一人です。

 

No0133 火を飛び越えるゴブリン

これもモリアで旅の仲間を襲撃したオークの一人だと思われます。

この火はバルログの炎だと思われますが、映画にこのような具体的なシーンはありません。

 

No0134 軽率な扇動者、グリシュナーハ

パルス・ガレンで指輪の仲間を襲撃したモルドール組のオークのリーダー。

捕虜のメリーとピピンを直ちにアンドゥインの東岸で待つナズグールに引き渡すべきだと主張し、アイゼンガルドへ連行しようとするウグルークと対立。

勢力争いに敗れ一時撤退して姿を消します。その後、捕虜を取り返すために再び姿を現しますが、その時にはすでに彼らの一団はエオメル率いるロヒルリムの騎馬隊から追跡されており、結局彼らはファンゴルンの森のそばにある小山で騎馬隊に包囲されました。

映画ではファンゴルンの森の中までメリーとピピンを追跡しますが、木の鬚に踏みつぶされて死亡しました。

 

No0135 ハラドリムの槍使い

ハラドリムは南方の民を意味し、ゴンドールとは敵対しており、指輪戦争ではモルドールの同盟軍として参戦しました。

ウンバールの海賊やムマキルを用いた陸軍もゴンドールを大いに苦しめました。

詳しくは以下の記事にて

ハラドの話

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