MTG 指輪物語:中つ国の伝承 全カード解説9(0153-0170)

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ロードオブザリング

トレーディングカードゲームの元祖であるマジックザギャザリング(以下MTG)で指輪物語とのコラボシリーズである「指輪物語:中つ国の伝承」が発売されます。

そこで今回公式HPで公開されているイメージギャラリーから各カードが原作や映画のどの場面をモチーフにしているかの解説記事を書こうと思います。

カード画像は全て以下URLの日本語版公式ページから引用させていただきます。

『指輪物語:中つ国の伝承™』カードイメージギャラリー

 

No0153 袋小路屋敷の荷運び人

グローインはギムリの父で『ホビットの冒険』にてビルボの住む袋小路屋敷を訪れています。

 

No0154 ボンバディルの歌

トムボンバディルは古森に住む、不思議な力を秘めた存在でその正体は不明です。

力のある歌を歌い、柳じじいや塚人を退けてフロド達を助けました。

映画ではトムボンバディル関連のシーンは丸々カットされており、原作にのみ登場します。

 

No0155 ブランディワインの農民

ブランディワインはホビット庄の東の境である川であり、カードの背景にも描かれています。

その川の畔に住むホビットが描かれていると思われます。

 

No0156 賢者ケレボルン

ケレボルンはガラドリエルの夫です。映画1作目、旅の仲間のカラスガラゾンのシーンにてガラドリエルと一緒に登場します。

 

No0157 偶然出会ったエルフ

カード名とフレーバーテキストから判断するに、ホビット4人とアラゴルンが裂け谷へ向かう道中に出会ったエルフだと思われます。

DVDのエクステンデットエディション版の1作目、旅の仲間にて出てくるシーンです。

 

No0158 喜ぶハーフリング

ハーフリングはホビットの別名で、西方語で小さい人(halfling)を意味し、特に他種族から呼ばれた呼び名です。

 

No0159 ドゥネダインのレンジャー

野伏とも呼ばれ、北方王国の滅亡後、生き残った同国のドゥネダインは王統であるイシルドゥアの世継を族長とし、サウロンの手先と戦い続けました。

アラゴルン2世は16代目の族長です。詳しくは以下の記事にて

アラゴルンの先祖の話

 

No0160 エルフの合唱

エルフは耳が良く、歌や音楽の技量は非常に高いです。

エルベレスが天空に星々を撒いた時に目覚めたため、ヴァラールの内で彼女を最も崇拝しており、中つ国でも彼女への讃歌を歌いながら逍遥する姿がしばしば見られます。

 

No0161 エルフの遠見

ガラドリエルの水鏡をイメージしたカードだと思われます。

ガラドリエルが命じることによって、過去・現在・未来のさまざまな光景を映し出すことができ、フロドとサムはさまざまな幻影を目にしました。

映画1作目、旅の仲間にて出てくるシーンです。

 

No0162 怒り猛るフオルン

ファンゴルンの森の奥深くにいる、動き、歩く木々のことで、言葉を話すことはなく知能も低く、エントよりもずっと木に近い存在です。

ファンゴルンの森のフオルンは木の鬚に命じられてアイゼンガルドへの攻撃に参加しました。

映画2作目、二つの塔にて描かれているシーンです。

 

No0163 エントによる復興

サルマンのいるオルサンクを陥落させた後、ガンダルフ、アラゴルン、レゴラス、ギムリを出迎えた時のシーンだと思われます。

映画3作目、王の帰還にて描かれています。

 

No0164 エントの憤怒

サルマンにてファンゴルンの森が伐採されているのを目にしたエントは憤怒し、オルサンクを総攻撃することになります。

映画2作目、二つの塔にて出てくるシーンです。

 

No0165 ギル=ガラドの討死

中つ国における最後のノルドールの上級王。アエグロスの槍の使い手でエルフの三つの指輪の一つ、風の指輪ヴィルヤの最初の守護者です。

第一紀の宝玉戦争におけるモルゴスとの戦いから活躍し、第二紀終わりの最後の同盟の戦いにて討死。

その死はギル=ガラドの討死に歌われ、彼の死によって中つ国におけるノルドールの上級王は絶えました。

 

No0166 木の牧人、ファンゴルン

エントの中でもメリー、ピピンと出会った木の髭が描かれています。

映画2作目、二つの塔に出てくるシーンです。

 

No0167 ガラズリムの弓

ガラズリムはロスロリアンのエルフのことを指します。

指輪の仲間がロスロリアンを去る時には、ガラドリエルからレゴラスにガラズリムの弓と矢筒を贈られ、レゴラスは以降それを用いて戦いました。

 

No0168 ガラズリムの道案内

先述したようにガラズリムはロスロリアンのエルフのこと。

旅の仲間がロスロリアンに入った時のシーンが描かれていると思われます。

映画1作目、旅の仲間にて出てくるシーンです。

 

No0169 気前のよいエント

エントはヴァリエのヤヴァンナが樹木を保護する者として願ったことから生まれた種族。

木の牧人と呼ばれる樹木の守護者のような存在で、森を見回って木々を育て、それらに歌を歌いかけたり自らの身を守る術を仕込んだりして世話をしています。

 

No0170 三筋の贈り物

ガラドリエルが旅の仲間に贈り物を贈る際、ギムリはガラドリエルの美しい髪の毛を望みました。

ガラドリエルの父はノルドールの上級王フィンウェの息子フィナルフィン。母はアルクウァロンデのテレリの王オルウェの娘エアルウェン。

また、父方の祖母はヴァンヤールの上級王イングウェの縁者インディス。

このためガラドリエルは、父方からヴァンヤールの金髪を、母方からテレリの銀髪を受け継いでおり、その髪は金の木ラウレリンと銀の木テルペリオンの光が混ざり合ったようだと讃えられました。

ガラドリエルはギムリの望みに対して三筋の髪の毛を与え、周囲のエルフを驚愕させました。

ギムリはこれを朽ちない水晶に収め、世の終わりまで山と森の友情の証として一族の家宝にしたそうです。

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